マタニティペイントは、又の名をベリーペイント、もしくはマタニティアートと呼ばれる、妊婦さんのお腹に絵を描くこと。
安産を願ったり、妊娠生活を楽しむ妊娠中限定の一大イベント!
日本でも人気が出てきましたね。
ベリーペイント協会では、全国各地でマタニティペイントを描いてくれるアーティストの紹介をしていますし、マタニティフォトとともに、マタニティペイントを描いて写真を撮ってくれるスタジオも人気を集めています。
ですが、その起源はインドの魔除けのおまじないのような物だったのは知っていますか?
インドのヘナタトゥー
消えるタトゥーとして、みなさんも聞いた事もあるかもしれないヘナタトゥー。
ヘナタトゥーは、ヘナという植物由来の成分で体に模様を描くタトゥーで、通常2週間ほどで自然に消えるタトゥー。
日本でも若い女性に人気がありますね。
施術による痛みもありませんし、文字やメッセージを入れて楽しむ女性も多いのですが、インドでは魔除けの意味合いがあり、お祭りごと、特に結婚式の花嫁さんには欠かせないものです。
マタニティペイントとしてのヘナタトゥー
魔除けの意味があるので、このヘナタトゥーを妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんを守るために、妊娠中の女性のお腹に描いたのが、マタニティペイントの始まりと考えられています。
マタニティペイントとしてのヘナタトゥーについては、こちらの記事を参考にさせてもらいました↓
インドの安産祈願!エキゾチックなマタニティメヘンディが美しい|photoHug (フォトハグ)
記事の中にも写真がありますが、みなさんがイメージするマタニティペイントとは違って、非常にシックなデザインですね。
参照:http://book.photo-hug.com/maternity-photo/5738
こちらではメヘンディアートと呼ばれています。
メヘンディとは、「ヘナで肌を染める」という意味で、本来はその模様の1つ1つに意味がありましたが、現在は薄れ、メヘンディ自体が幸運を呼ぶものとされています。
マタニティペイントとの違い。
それに対して、日本でのマタニティペイントは、ボディアート、ボディペイント用の絵の具を使って、非常にカラフルで可愛いデザインで描かれていますね。
参照:https://www.google.co.jp/amp/kenzide.ti-da.net/a6257639.html
お花や動物、羽ばたく蝶、赤ちゃんやコウノトリが人気のデザインです。
みなさんはどちらのタイプのマタニティペイントがお好みですか?
本当の意味でのマタニティペイントならば、ヘナタトゥーでのマタニティペイントが正しいのかもしれませんね。
ヘナタトゥーのアーティストは日本でもたくさんいらっしゃいますが、妊婦さんに描いてくれる方はまだまだ少ないようです。
ですが、メヘンディアートとも呼ばれるヘナタトゥーのマタニティペイントを、自宅で簡単に再現できるシールもありますよ。
模様自体が幸運を呼ぶとして欠かせないインドのメヘンディ。
シールで簡単に、マタニティペイントの起源であるメヘンディアートで、お腹の中の赤ちゃんとお母さんの健康を願い、安産を祈願しましょう。